風邪ひいちまった。何食べよ。

季節の変わり目、寒い日が増えるこの時期は、ちょっと油断すると体調崩しますね。
今回のわたしの風邪の原因は、おそらく夜の薄着。ええ、反省してますとも。 

ひいちまったのは仕方がないですが、なるべく苦しまずに生活したいし、できれば薬も飲みたくない。
そんなわけで、効果テキメンの抗炎症&スタミナごはんを紹介します!

 

  • 焼き梅干しのお湯割り

梅干しを電子レンジ500Wで1分加熱した焼き梅干しを作る。
お好みではちみつ、生姜、大根などを加えてお湯割りに。

 

みなさんは焼き梅干しって知ってますか?
そのまま食べても抗菌作用や鎮静作用のある梅干しですが、
加熱すると梅干しに含まれる糖クエン酸が結合して、
ムメフラールという成分に変化するんですって。これがいいらしい。
また焼くことで味も少しマイルドになるので、
痛む喉でもやさしくいただけるし、即効で痛みも和らぎます。

 

  • 豚肉とニンニクのおかゆ

お湯を沸かして豚肉とニンニクを投入。
具材に日が通ったらごはんを入れて一煮立ち。塩胡椒で味つけして完成。

 

これ元々は平野レミさんの義理の娘さんがテレビで紹介してたメニューなんですが、
おいしいしスタミナも栄養満点で最高の風邪ごはんだと思ってます。

肉の種類はなんでもいいけど、脂が溶け出すバラ肉がオススメかな。
にんにくは皮だけ剥いて切らずに投入するとホクホクとあったまりますよ。
お好みで生姜やたまごをプラスしても美味しいです。


早めの休養と食事で治せればベストですよね。がんばろ。

みちしるべにしたい詩。

祝婚歌  
 著・吉野弘
 
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

 

 

吉野弘さんは、地元である埼玉県狭山市に住んでたことがある詩人。

出身中学の校歌の歌詞をつけた方でもあるんだ。

 

気取らなくて、あったかくて、こんな風に世界が見えてるひととは、お友達になりたいなぁって思うよ。

 

 

吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

 

 

すべての酒飲みに捧ぐ。

宿醉の朝に 
 著・萩原朔太郎
 
泥醉の翌朝に於けるしらじらしい悔恨は、
病んで舌をたれた犬のやうで、
魂の最も痛痛しいところに嚙みついてくる。
夜に於ての恥かしいこと、
醜態を極めたこと、
みさげはてたること、
野卑と愚劣との外の何物でもないやうな記憶の再現は、
砒毒のやうな激烈さで骨の髓まで紫色に變色する。
げに宿醉の朝に於ては、
どんな酒にも嘔吐を催すばかりである。
ふたたびもはや、
我等は酒場を訪はないであらう。
我等の生涯に於て、
あれらの忌忌しい悔恨を繰返さないやうに、
斷じて私自身を警戒するであらう。
と彼等は腹立たしく決心する。
けれどもその日の夕刻がきて、
薄暮のわびしい光線がちらばふ頃には、
ある故しらぬ孤獨の寂しさが、
彼等を場末の巷に徘徊させ、
また新しい別の酒場の中に、
醉つた幸福を眺めさせる。
思へ、
そこでの電燈がどんなに明るく、
そこでの世界がどんなに輝やいて見えることぞ。
そこでこそ彼は眞に生甲斐のある、
ただそればかりが眞理であるところの、
唯一の新しい生活を知つたと感ずるであらう。
しかもまたその翌朝に於ての悔恨が、
いかに苦苦しく腹立たしいものであるかを忘れて。
げにかくの如きは、
あの幸福な飲んだくれの生活ではない。
それこそは我等「詩人」の不幸な生活である。
ああ泥醉と悔恨と、
悔恨と泥醉と。
いかに惱ましき人生の雨景を蹌踉することよ。

 

ああ、素晴らしき人生なり。

 

 

宿命

宿命

 

 

猫町

猫町