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【読書ログ】三浦しをん著・『神去なあなあ日常』『神去なあなあ夜話』

めずらしい林業従事者が主人公の本をご紹介。

数年前にWOOD JOB! ~神去なあなあ日常~ DVDスタンダード・エディションって映画にもなった原作本。結構CMうってたから覚える方も多いかな。

 

舞台は三重県山あいの村。横浜に住んでいたシティ派高校生が、卒業と同時に、ほぼ強制的に林業に従事することになり、最初は嫌々やってたはずが、いつのまにか自然と共存することの素晴らしさに気づき、かわいい女の子とも出会い、社会人としての成長もしちゃうっていう、青春ストーリー。

って、こう書くと「王道かよ!」って思うけど、すんげーおもしろいのよ。

 

そもそも「林業」っていう職業が謎に包まれているから、仕事の描写のさわりだけでも興味惹かれちゃう。わたしは「親戚全員サラリーマン」みたいな家庭環境で育っているので、それだけで魅力的だもん。

 

じつは、我が家の移住計画を考えるきっかけにもなった作品なんですよね。こんな生活もあるんだなーって純粋に感じられたというか。フィクションだとしても、地方で暮らすってことの楽しさや厳しさをイメージするきっかけにはなると思う。まあ、実際に暮らしている人たちの主観は全然違うのかもしれないですが。

 

個人的にこの物語の大好きなところは、土地に根付いた宗教的な出来事が、すごーく自然に生活の一部として溶け込んでいるところです。いい意味での「なるようになるさ」精神というか。地域の価値観として「おおらか」って、すごく素敵じゃないですか。

 

読んだ後、人生がちょっと豊かになったな、って思えるシリーズです。

 

神去なあなあ日常 (徳間文庫)

神去なあなあ日常 (徳間文庫)

 

 

神去なあなあ夜話 (徳間文庫)

神去なあなあ夜話 (徳間文庫)