引っ越しだって、人生だって、計画第一。第一段階「捨てに捨てまくる」。

わたしは人生で5回目になる引っ越しの準備をしている。
現在住んでいるマンションを売りに出しているので、そう遠くない未来に、必ず引っ越しをする必要があるのだ。

新居も決まってないのに気が早い、とはいうなかれ。現在の日本において、モノは購入するより処分するほうがよっぽど大変で、準備が遅れると悲惨な目にあう。たとえば、トラック何台分のゴミの引き取りで数万円とか。仕事を休んでクリーンセンターと自宅を往復する羽目になる、とか。

今回は、過去の引っ越し作業を振り返り、同じ失敗を繰り返さないための準備を整えようと思う。

 

最初の2回の引っ越しは、わたしが3歳以下のときなので、ほぼ記憶にない。大変だったのは父と母である。
最近、古い写真を整理していたら、当時の引っ越し作業風景の写真がでてきた。わたしと妹、幼い子どもをかかえた若い父と母。引っ越しは大変ではあるが、新居への希望に満ちた、未来へ向けての作業だったのだろう。幸せそうな瞬間が切り取られているいい写真だった。
なぜか幼いわたしたちに混ざって、箱詰めされた「リード」とか「布巾」とか「サランラップ」とかも写真に残ってて笑えた。

3回目の引っ越しは、なんの断りもなく実家を勝手に飛び出して、いまのオットと同棲をはじめた22歳のときだ。記憶に残る始めての引っ越し(家出?)である。このとき実家から持っていったのは、いつも持ち歩いてるバッグの中の荷物と、お気に入りの洋服くらい。あとは必要なものを少しずつ、新しく揃えていった。当時はいまと比べると貧乏だったけど、お金がないなりに、新しい住まいを作り上げて行くのは楽しい作業だったように思う。

4回目の引っ越しは、いま住んでいるマンションに移ったとき。同棲していたアパートから購入したマンションに引っ越した。2年間の同棲の間に増えた荷物は結構あって、特に大型家電やソファなどのデカイものは処分するか悩んだ。結局、ダイニングテーブルと食器棚は処分して、あとはほぼ新居に持ち込んだ。

新居に移る際、本来は引っ越し前に、どこに何を置くのか、動線まで考慮してしっかり準備すべきだったのだが、引っ越しを予定していたタイミングと、わたしの祖母が亡くなったタイミングが重なり、引っ越しはオットとその友人に任せきりとなった。
おかげでアパートの荷物はオットによって、適当に新居に配置され、結果、動線はめちゃくちゃで固定された。にもかかわらず、そういうことに無頓着なオットは、一度馴染んだ動線が変わることを嫌い、模様替えもままならない。千載一遇の、夫にストレスを与えず動線を考慮できる唯一のタイミングを有効に活用できず、納得いく家具配置にできなかったことは、引っ越しから10年経ったいまでも後悔している。

 

そんな経験を経ての5回目の引っ越し。同じ轍は絶対に踏みたくない。念には念を入れての準備したい。まだ引っ越す時期も、新居も何も決まってないので、いまはとにかく不用品の処分だ。
本当に必要な荷物はなんなのか。捨てに捨てまくったのち、はじめてごく少数の荷物の箱詰め作業が開始できると考えている。

 

ちなみに、これから整理して捨てようと思っている具体的な荷物は以下のとおり。余計なモを持っていかないように、なんで捨てないといけないのか、自分が決めた基準もあわせて記載しておく。

 

  • 写真

思い出を振り返る時間は、そう多くなくていい。写真は、見飽きずに振り返れる量だけあればいい。

 

先日数えてみたから。オットとわたし2人分で、1200冊以上あった。多すぎる。とても好きな作品でも、もう二度と読まないと思われるものは処分。マンガは、マンガ喫茶やレンタルコミックにおいてあるメジャーな作品は、個人で保管する必要はないから処分。どうしても残したい作品は、電子化を検討する。

 

  • 食器

日常使っているもの以外は基本不要。来客用にどの程度残すか判断に迷うところだが、新居のサイズによって、一度におもてなしできる人数も決まってくるので、新居が決まったら必要量のみ残して、あとは処分する。

 

  • 洋服

日常使いのインナーは3〜5枚あれば十分。必要以上にあると洗濯をサボるし、どんどんタンスからストックの洋服だしちゃって、洗濯も片付けも大変になる一方。わたしの洋服は、もともとそんなにないから、オットの洋服をいかに捨てさせるかが、一番の課題。

 

  • バックやアクセサリーなど

本当に使っているものは数点。普段から使用しているお気に入りのものだけ残して、あとは処分。洋服と同じく、ケチんぼのオットの持ち物の処分がキモ。

 

  • 結婚式の思い出の品

なんとなく捨てがたく、いままでとっておいたけど、天袋に収納して以来、必要になって取り出したことは一度もない。たぶん処分にあたってのメンタル面の障壁が高いだけで、本来は不要のもの。芳名帳は悩むけど、あとは基本的に処分。

 

うん。これだけ処分できれば、かなり荷物が減ると思う。とくに本は処分できる量によっては、引っ越し時のダンボール箱の数を、半数以下にできるはず。

自分が管理しなければならない「モノ」や「情報」は、多ければ多いほどストレスになる。大量の「モノ」に囲まれることは、大量の「情報」を保有し続けなければならないことに他ならず、それはわたしにとって恐怖であり、不安の源なのだ。大量の「情報」を管理できるほどハイスペックにできないから。

引っ越しは、目に見えない日常の「不安の源」を取り除く、またとない機会。この機会を逃さず、捨てて捨てて捨てまくって、身軽になって生きよう。